水の都の小さな菓子店
大正十二年創業
創業以来、厳選された素材で、出来る限り自家製にこだわり皆様に安心して食していただける菓子作りを心掛けてきました。四季折々の季節感を大切にし、素材の風味を活かした菓子を提供しております。一つ一つ愛情を込めてお作りしています。多くのお客様に喜んでいただき、皆様を笑顔に出来れば、これ以上の喜びはありません。
初代の出身地が茶の産地であったことから、お茶と自店の繁栄を願って生み出した特製の茶つぼしるこ。香ばしくパリッと焼き上げた茶つぼの形の最中に上質のさらしあんが入っています。熱湯を注ぐだけで、本格的で上品な甘さの美味しいおしるこが出来上がります。世代を超えて人気の商品です。
ご注文はこちら厳選した蜂蜜と気候温暖な島原半島産の新鮮で濃厚な卵を使用し、しっとりと仕上げました。永い経験と技術を生かし焼き上げた蜂蜜かすてらは、ふっくらとした食感・すっきりとした甘さが特徴です。この蜂蜜かすてらは、当店自慢の逸品でございます。(第18回全国菓子博覧会総裁賞受賞)
ご注文はこちらつくね薯を贅沢に使用し、上品な甘さの餡を包んで蒸し上げました。高貴な見た目と上質な味から「おまんじゅうの王様」とも呼ばれています。普段のお茶菓子や慶事でも喜ばれます。季節で変わるデザインもお楽しみください。(ご希望のデザインでお作りすることも可能です。要ご相談)
桃かすてらは出産祝いや桃の節句などお祝い事の贈り物として親しまれてきました。中国では昔から桃の実は不老長寿の果実と尊ばれてきました。その桃の実をかたどった縁起菓子です。しっとりと焼き上げたカステラ生地に砂糖と水飴で練り上げた「擦り密」を上掛けし、ひとつひとつ手作業で作りあげています。
大学卒業後、大和学園京都調理師専門学校製菓技術科へ進学。卒業後、神戸で和菓子5年・洋菓子3年の修行を終え、島原へ帰郷。先代のもと、お菓子を作り続け4代目に就任。
大量生産・大量消費のこの時世に合っていないとは思われるが、反面でこんな菓子屋だからこそお客様に伝わるものがあると信じ、日々菓子作りに専心しています。
嬉しい時に食べるお菓子は、気持ちをより豊かにしてくれ、悲しい時に食べる時は、少しでも気持ちを軽やかにしてくれるものになればという想いで、菓子を作っています。
当店の菓子が皆様の様々な場面で彩りを添えることが出来れば幸いです。
4代目
平尾 渉